言霊の華 第523号

言霊の華 第五二三号

『変えていいものと、変えてはならないもの』

新元号が発表され、世の中が大いに沸き上っている昨今です。元号廃止論者もいることはいます。共産党をはじめとする左翼の人々が、西暦で一本化すべきだと主張しているのを見たり聞いたりする度に、国際感覚が本当に乏しいのだと感じるのです。

ユダヤにはユダヤ暦があり、イスラムにはイスラム暦、ヒンズーにはヒンズー暦があります。その他諸外国に様々な暦が存在していることをご存知なのでしょうか。

「時」を刻む、歴史を刻む、それはその国その民族の生命の営みを刻むことであり、存在の連続性の証なのです。日本で起きた出来事は全て元号で記憶され、または記録されて来ました。それを西暦で語ることなど愚の骨頂です。

元号とは民族の記憶であり記録であり、その時代時代を生きたご先祖先人たちの「生」の証(あかし)そのものであり、尊い文化なのです。我々日本人は先祖が綴り、必死で守ってきた伝統文化という偉大なる財産をあまりにも軽んじてしまっている感がします。

現在(いま)御代が変わろうとしています。メディアや政治家が今上陛下のご譲位を退位と言い切っていることにとても違和感を覚えるのは私一人でしょうか。陛下御(おん)自らただの一言も退位と仰ったことなどなく、全て譲位と表現されているにも関わらずです。

剣璽(けんじ)【三種の神器の八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、草薙(くさなぎ)の剣】等が先帝陛下から新帝陛下にすみやかに承継される重要な儀式、今回は退位と即位が一日置いて行われます。

今上陛下は崩御されておりません。これまでの日本の歴史上、天皇がご譲位される時は、必ずすぐに新帝の践祚式が行われていました。これが日本の常識です。何故それを破壊するのか。

そして今年の大嘗祭(11月14日~15日)は、これまでの伝統である藁葺(かやぶき)屋根が板葺(いたぶき)屋根に変わること、皆さんはご存知ですか。費用が二億円かかるからとの理由です。秋篠宮殿下の発言もあり、そうなるとのこと。二億円程度政府に出費されなくとも、国民に広く呼びかけたなら何十億も集まるはずです。

伝統文化は生命です。その代表であり模範が皇室なのです。秋篠宮殿下は何か勘違いしてはいませんか。だから真子さま、佳子さまの問題が起きるのです。佳子さま発言で氣になったのは「個人の自由、個人の意思の尊重」です。

皇室のご存在は世界の近代化、現代化の理念破壊に対して、アンチテーゼとして居続けて欲しいのです。皇室が皇室たる所以(ゆえん)は「個」よりも「公」、「私欲」よりも「天(神)」に帰一するご存在であるから。

世俗化した皇室に何の魅力がありましょう。運命として宿命として天命として雅子さまも真子さま佳子さまも、そして愛子さまも、天から召命されたのです。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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