言霊の華 第527号

言霊の華 第五二七号

 

『宇宙を抱き締める』

 

二十世紀とはどのような時代だったのでしょう。大変な怒り、裁き、闘争、エゴイズム想念の渦巻く時代でした。

白人による有色人種の植民地支配。第一次世界大戦、第二次世界大戦、共産主義の嵐、グローバルスタンダードと言う米国中心の経済支配体制。

労使の対立、貧富の格差増大。科学偏重主義、環境破壊、環境汚染等々。昭和の時代と平成の前半頃まで二十世紀でした。二十一世紀になってから世界的大戦もなく核兵器も使われずになんとか今日まで来ました。

昭和天皇陛下が崩御されたのが昭和六十四年、六(ム)四(シ)=無私で一月七日です。一月、元旦を迎えその七日後です。七数は天地完成数です。昭和天皇が崩御されてから間もなくベルリンの壁が壊され、東西冷戦が終了しました。近代国家で共産主義のシステムを続けている国はほとんど無いのです。

中国は近代国家とは言えません。昭和天皇の祈りがきっとそうしたのだと思います。世界の業想念を浄化され、背負われて逝ったのです。広島、長崎の原爆はヒロヒト天皇の広島、ナガコ皇后の長崎であり、昭和天皇、皇后両陛下は霊的に被爆されたのです。

世界の業想念を一身に受けられ、火の禊をされ、浄化されたのです。ですからその後、一度も核兵器は使用されてはいません。日本は世界の癒しと浄化の中心として世界の禊を担ったのです。

上皇さまの平成の御代はその御自身の和魂(にぎみたま)の力で世の中を浄化して来ました。上皇さま上皇后さまのお姿やお言葉でどれだけ多くの国民や、外(とつ)国の人々が癒され救われたことでしょう。

我々国民はどのくらい天皇陛下の祈りを感知しているのか。我々国民はどんなにか有難い恩恵を享けているか。

「瞼を閉じ咄嗟に親の祈りを感知するもの、是(これ)天下一等の人物也」と言う言葉があります。

人間成長すれば必ず親を労(いたわ)り、親を抱き締めたくなります。幼い時からさんざん抱き締められ、赦され生かされてきた人間は、愈々今度は親を労り、抱き締める番が回ってくるのです。神と人間の場合もそうです。

大自然に包まれる、大自然に抱かれる、宇宙に包まれる、宇宙に抱かれるとはよく聞く言葉です。親子の情感のような関係ですが、親子である以上、いずれは逆転せねばなりません。大自然を抱き締める。宇宙を抱き締める。

親を労るのと同様、私たちは神を労り、自然を労ってあげねばなりません。いつまでも甘えてばかりではいけないのです。神さまを悦ばしてあげることが神への労りです。

神さまが最も悦ばれることは霊魂の輝きの顕現であり、そのために禊とご神事を捧げます。そして世のため人のために生きます。その無私なる姿こそが美しい。その美しさに神は癒されるのです。

美しい国民になることこそ天皇陛下が悦ばれ、癒されます。新帝陛下の皇太子時代、皇居勤労奉仕の東宮御所(現赤坂御所)でご会釈を賜わった時、私は皇太子さまにアイコンタクトで「殿下、不肖 菅家一比古がお守りいたします」とお伝えしました。殿下はじっと私の目を見つめておられました。

令和の御代、新帝陛下を皆でお支えして参りましょう。

合掌 かむながらありがとうございます

 

菅家 一比古

 

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