言霊の華 第529号

言霊の華 第五二九号

『一人から始まった映画製作「ビハインド・ザ・コーヴ」の八木景子監督』

 

 一昨日、八木景子監督が製作した捕鯨の映画『ビハインド・ザ・コーヴ』の上映会が当社セミナールーム(なでしこオピニオンの会主催)で開催されました。

 和歌山県太地町を舞台にした反捕鯨ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(2010年公開)は世界に衝撃を与え、太地町及び、日本は世界中からバッシングを受けたのをご存知の方も多いのではないでしょうか。

 日本を大いに貶(おとし)めたこの映画は嘘と矛盾だらけであり、日本のイメージダウンは著しいものがありました。それに対し政府や外務省は何らの行動も起こそうとはしなかったのです。

 そこに一人の女性である八木景子さんが現われ立ち上がったのです。「これはおかしい、変だ」。その想いから『ビハインド・ザ・コーヴ』を製作したのです(2015年公開)。

 今まで「捕鯨=悪・罪」「反捕鯨=善・正義」とレッテルが貼られて来ました。しかしこの映画は日本の文化・伝統・歴史が見事に描かれ、これを観た外国人の反響も大きく、数々の賞を受賞しました。

 この映画に「古事記」のことが出てきます。神武天皇が捕鯨のことに触れ、「民たちで分け合いなさい」と述べているのです。

 アイヌの熊祭の「イヨマンテ」は、熊を神の化身として人間に幸(さち)をもたらす尊い存在、ミヤンゲ(お土産の原語)と捉えます。そして懇(ねんご)ろに祭祀が行われ、鎮魂供養が成されるのです。熊の肉体は余す所なく完璧に活用され、無駄など一切ありません。鯨も全く同じで、その後、やはり懇ろに祀られます。

 中世より近代にかけて欧米の捕鯨はただ鯨油を船の燃料にするだけで、搾(しぼ)り取った後ほとんどを海に捨てていました。ペリー艦隊が日本に開国を要求して来たのも捕鯨のための中継、補給基地が欲しかったからでした。日本は違います。日本の捕鯨は全てを活用する生活文化そのものだったのです。

 上映会に八木景子監督と葛城奈海さんのトークショーもあり、なでしこオピニオンの会代表 呉善花先生も駆けつけて下さり、このお二人を賞賛されていました。

 この見事な映画は、人間の業(技)を超えた大いなるものが働いた結果だと断言できます。八木景子さんの「ちょっと待って、それはおかしい、変だ」。ここから始まった動機(氣)こそが行動となり、世の中を動かし変えて行ったのです。

 八木景子さんは最初捕鯨問題ではなく、東京裁判を取り上げるつもりだったそうです。東京裁判もアングロサクソン・白人側から仕掛けられた策略そのものでした。

「ちょっと待って、それって変でしょう」

現在(いま)の日本に対し、そのような思いを持った人たちが立ち上がり、一般社団法人「美し国」が始まりました。八木景子監督同様、「大いなる力」が働き、導かれゆく日々を生きております。「志」がしっかりしていれば、天は必ず守って下さいます。 

本日より6日間、パラオ鎮魂慰霊の旅に行って参ります。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

 

 

 

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