言霊の華 第531号

言霊の華 第五三一号

『観念を超えた真実なるもの』

 

自由、平和、平等、人間尊重とは何か。そして愛とは、幸せとは・・・。今ここに挙げた語句の全ては観念語です。人それぞれの思(想)いでいくらでも感(観)じ方は変化します。

長時間労働も過酷だと言う人もいれば、楽しくて時間を忘れると言う人もいます。仕事を趣味のようにしている社長さんの中には土、日も出社する、朝は誰よりも早く出勤すると云う人もいるのです。時間も実は観念と言えるでしょう。

何かに打ち込んでいる時は無我夢中であっと言う間に時間は過ぎて行き、反対に嫌々、だらだらやっている時は中々過ぎてはくれません。恋人と居る時は時間が経つのも忘れ別れを惜しむのに、嫌いな人とは五分とも居られません。

「正義」などもそうです。日本の正義こそ一番正しいと我々日本人は思いがちですが、外国には通じません。アメリカも中国も、北朝鮮、韓国もそれぞれ正義を主張します。

ロシア(旧ソ連)の北方領土侵略、占拠、自国の領土主張の理屈はまさに悪の論理そのもの。中国、韓国の主張も全くの嘘、出鱈目(でたらめ)のオンパレードです。「泥棒にも三分の理」そのもの。しかし彼等は大真面目で正義を主張できるからたいしたもの。日本には真似できない芸当でしょう。

何故日本はそれができないのか。世界で一番良心的な訳とは何か。それが「霊魂(みたま)」故だからです。霊魂が動いている、働いているからこそ「お天道さまが見ている。お天道さまが知っている」となるのです。霊魂は神を捉え、真実を知っています。

神道、古神道では人間は神の分霊魂(わけみたま)として捉え、「清き明き直き心」を生きることが生活文化や長き歴史の中に息づいています。そして常に神の分霊魂として輝き続けるために禊祓(みそぎはらひ)が行われて来ました。

禊をしている者は嘘や不正義など決して出来ません。いつも公明正大なはず。これが日本の流儀なのです。

北朝鮮や韓国、中国やロシアの正義も平和も人権も、皆都合のいい観念でしかなく、そこに真実を見出すことはできません。それは魂から発していないからなのです。

日本の左翼平和人権団体がいくら平和、人権、自由を叫んでも、「安倍よ、地獄に堕ちろ!」「安倍を叩(たた)っ切る」と言っているようでは絶対平和などあり得る訳がないのです。沖縄の基地闘争もそうです。

一昔前、共産主義革命や運動が盛んだった頃、自由、解放、平等を叫び、ロシア革命、文化大革命ではそれぞれ数千万単位の人々が殺され、世界各地で共産主義の嵐が荒れ狂い、罪もない知的階層、地主、事業経営者、商人、貴族、宗教関係者等、夥しい数の人々が殺されたのです。

霊魂から離れた自由も平和も平等も、決してありません。寧(むし)ろ全く逆の結果を招くのです。「地球市民」なるもの、「世界一家族」なるものも「宇宙の愛」も「大自然との共生」も、魂に目覚めない限り単なる観念の言葉の遊びに過ぎないのです。

パラオ鎮魂慰霊の旅に赴き感じたことは、英霊たちが魂で示して下さった愛が、観念を超えた真実の愛だったからこそ、戦後日本の自由、平等、平和、豊かさをもたらしたのではないでしょうか。英霊たちの魂を心から仰慕(ぎょうぼ)する所以がここにあります。

合掌 かむながらありがとうございます  

 

菅家 一比古

 

 

 

 

 

 

 

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