言霊の華 第535号

言霊の華 第五三五号

『宇宙は言霊、音霊が充満している』

 

私は現在(いま)中々忙しくて地方に出掛けられないでいます。行く所と言えば、関西や名古屋辺りに限られてしまいます。

以前は、様々な地方で講演活動が頻繁でしたが現在(いま)はそれもできず、会員の皆様、同友、同志の皆様に顔も見せず、ご無沙汰ばかりして申し訳ない想いでいっぱいです。

ですから、どうしても私のメッセージをお届けしたいばかりに、この言霊の華に思い入れをして、ついつい文章が長くなってしまうのです。いつもお忙しい中読んで下さり、皆様に心から感謝申し上げます。

本日は言霊について話したいと思います。

私は以前から「言葉は会話する為に非ず、創造する為にある」と言い続けてきました。勿論、会話することにより、創造も生まれて来るでしょう。会話も対話も大切で、魂との対話、神との対話、自然との対話、人との対話から詩歌が誕生します。即ち、創造に至るのです。

五・七・五の俳句、五・七・五・七・七の和歌の短い文章がかなりの部分は省略され、抑制されていながら人の心を打つのは何故でしょう。それは、言葉を選ぶことにより、言葉の持つ生命(いのち)を最大限に引き出し、表現するからで、この時、「調べ」の高さが生まれます。

宇宙には「言霊」「音霊」が鳴り響いており(充満している)、人の発する声や音に反応し動き始めるのです。それは、配列が変化することであります。「祈りは実現する」とは、この事に違いありません。言霊によって宇宙エネルギーが動き始め、物質化、現象化しようとします。

古事記の冒頭に「高天原に鳴りませる神の名は」とあるように、神々は鳴り響いているのです。伊勢神宮に流れる五十鈴川とは五十音の川と云う意味であり、神道では一音、一音が神と捉えます。我々の五十鈴川での禊は、正に新たに生まれる「新生」のためのもの。

先程の「調べ」ですが、「調べ」が高いとは、美しい言霊、美しい音霊のことであり、人間は言霊、音霊の結晶体、結実体です。

美しい言葉遣いや、美しい音やメロディに接している人は、美しい人格となり、美しい人生を生きることになるでしょう。即ち、「調べ」の高い人になるのです。

「逆も真なり」

宇宙は「美」の本源(元)であり、愛であり、美しい言葉、姿、行為に即、宇宙の神々は反応します。「美しい姿、所に愛は流れる」これが、宇宙の真理であり、法則です。一流人とは、「調べ」の高い人のことを云うのであり、周囲に対して善き感化力を持ちます。

私は若き時分より、ロックが苦手でした。ロックファンには申し訳ないことですが、どうしても、私の感性や霊性に感動をもたらさないのです。「調べ」が合わないのです。

あなたは何を語り続けてきたのか、何を見続けてきたのか、何を聞き続けてきたのか、それがあなたの「調べ」を決定します。そして、その人生が決定されるのです。

どうぞ言葉を選び、丁寧に語り、言葉に想いを載せて伝えてみて下さい。人生が変わります。

合掌 かむながらありがとうございます  

 

菅家 一比古

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Copyright © umashikuni ALL Rights Reserved.